整備・修理事例【ベンツ】
ベンツ AMG C32K ATF交換
ベンツ AMG C32 SLK32 AT ATF 交換作業です。
オイルはワコーズを使用致します。今回のユーザー様は大体4、5万キロで計画的に交換されています。交換部品は、パンガスケット、ドレンワッシャー、EGSカプラー、Oリング、ATフィルター、ATF交換基本セットです。
7226ATですが、さすがに370PS。ミションの動き、味付けはノーマルとは全然違います。これを10万キロ無交換というのは酷すぎ、だと思われます。
いつもどうり下抜きでロードテストしながら、温度と量を確認しながら
正確に油量を合わせまして作業致します。交換後早くて2週間、長くて一ヶ月ぐらいで再学習、アダプテーションすると思います。
改めて思いますが、この車全体的バランスが最高に良いです。
3200ccでコンプレッサー、370PSで55と同等に速い。
ボディー剛性が難点ですが、内装が豪華(ノーマルを乗ると玩具みたいで自分の車は何なんだと がっかりします。)、4枚ドアで普通乗り問題無し。
税金も普通ですし、レギューラーものと消耗品の適合部品が多い。
余計なものが付いておらず、シンプルかつ機能重視。
ポルシェ996カレラより高速安定性がずば抜けて良い。高速域安定がすばらしい。55や63は良いとして、32Kのエンジン、ベースがEクラス下までの車には個人的に最良だと思います。AMG C32KだとAMGの中では物足りなさはあるかもしれませんが、その物足りなさというのは、普通乗り側に合わせた部分、総合的に評価するとベストですし、 どのメーカーより本物だと個人的に興奮してしました。車は歴史、整備士の教科書に最初に出てくるメーカーは全然違うことを再認識しました。
またディーラーに全然入庫しないベンツ、(最近多いです)特にハイクラスなベンツ、コンプリートカーetcはオイル交換ぐらいのメンテナンスでは2、3年ぐらいで不都合箇所溜まりすぎて、大概運転不安や継続困難に陥ります。ハイクラスな車種ほどディラーでの整備をおすすめ致します。町工場ですとハイテクすぎて整備側ついていけず、手が出せないのが現状です。当たり前ですが、ディーラー以上のクオリティー持ってる整備工場はどこにも存在しません。かっこ良くて、壊れなくて、安く維持できる車なんて皆無です。私どもみたいなところ はサブ的に、カーライフに合わせ,よくご検討くださいましてご利用ください。なるべく高価な車を出費を抑えて維持したいのであれば、買うのは一時ですが、お客様の十分な認識と、計画性ある整備が重要だと思います。アドバイスはできますので、中古で買ったけど、どうしたら良いかわからない場合はご相談くださいませ。
余談が多すぎて読み苦しくなってしまいましたが、交換整備完了です。
ベンツ ロアアーム ブッシュ交換
ベンツ w202 ロアアーム ASSY の交換作業です。
点検入庫時にロアアームの車体側ブッシュが破損していましたのでお客様に相談し、部品調達後交換させていただきました。
ブッシュだけの交換も可能ですが、作業時間、部品価格など全体的に考えますと、OEM(純正同等品)ASSY交換がベストだという判断に至りました。
一番の問題は部品を取り外して、ブッシュを抜き差しする作業が無駄です。
あとは修理費用の問題です。
それでは作業に入ります。写真のようにロア周りをばらし、サスをSSTで抜き取り、ロアを取り外します。取り付けは逆の手順で行いまして、 取り付け作業は完了です。
取り付け後のアライメントですが、この年代のベンツの足はトーインしか調整できません。取り付け後目視である程度合わせてしまいます。ロードテストをし、問題なさそうなのでこれで修理完了となります。
部品代26000円 工賃+ショートパーツ20000円
作業時間 4H
[対象車種]w202 w124 w210 w208
ヘッドライト 磨き コーティング
作業工程はライト回りマスキング→ペーパーで曇り、付着物などを除去→
鏡面磨き→コーティング剤を塗り→乾燥
作業時間 2~4H
コーティング剤込み 左右15000円~
片側7000円~
Aクラス エンジンチェックランプ 点灯 修理
W168 後期型 エンジンチェックランプ点灯修理です。
まず故障探求に入ります。症状は1気筒死んでるようなフィルがかっているような状態でシフトもロックしているようです。ダイアグにてアクティブテストしてみます。結果 3番ミスファイア、3番フューエルカット、EMSエラーetcと判断できました。フィルなのか?単純に複数同時に故障しているのか?Egコンピューターのパンクか?エアマスか?謎めきます。手始めにプラグをチェックします。写真でわかりますでしょうか?4気筒ともくすぶりが確認できます。点火系のト ラブルが濃厚のようです。まずプラグを4本NGKイリジュームに交換です。結果改善しません。次にEgコンピューター点検、洗浄です。目視では基盤は問題なさそうです。
次にエアマス点検。…後期型はついていませんでした。吸気温センサーまたはスロットル後のエアープレッシャーセンサーで視ているのかな?とりあえず始動直後は強制的にコンピューターの指示で動いてる感じでしょうか?後各センサーの数値で調整が入る感じでしょう。つぎイグニッションコイル点検。とりあえず先に部品を手配。部品到着後抵抗値を計り、二つを比べます。結果2気筒パンクしていました。原因はこれです。早速交換し、ダイアグにてシステムリセットをかけロードテスト。ミスファイアでガソリンが混じって駄目に なってしまったオイルも交換しまして修理完了です。
[対象車種]W168 W169
ベンツ Eクラス 革 カワ シートヒーター 修理
ベンツ W210 シートヒーターの修理です。
症状はスイッチは入るが、暖かくならない。とのご相談です。
まずシートヒーターモジュール、ヒューズ点検です。現物点検しましたが、問題はなさそうです。と、なるとヒーターシート断線が怪しくなってきます。ドライバーズシートを外し、車外に取り出します。正常なシートのヒーターシートの抵抗値をカプラーより計測します。20Ωぐらい返ってきます。疑いのあるシートを同じように計測します。
座面、背面ともΩ値の返りが異常です。ヒーターシート断線でしょう。
シートをばらす前に純正の定価を調べ、お客 様と相談です。革シートカバーと一体式のため少し高額でした。座面のみ6万ほどです。背面と工賃もあわせると結構な金額になります。ご相談の上、今回は修理できるなら現物修理で予算をセーブする方向で、ご了承いただきました。方向性が決まればスピーディーに作業に入ります。まず座面を脱がし分解します。ヒーターシートの裏スポンジ部分を、後で戻しやすいように、丁寧に剥がしながら計測し、断線箇所をひたすら探します。大概はシートの角の部分とあおりの部分が断線していることが多いので、まずはそこら辺から調べて行きます。やはりお決まりのところが断線していました。配線をバイパスまたは半田で加工します。二度手間は嫌なので全体的に最終チェックをし、再度カプラより返りの数値 をチェックします。規定値を保持しているのを確認して組み付け、次は同じ手順で背面も修理。シートを組み立て車内に設置。電動シートなどの最終的な動作点検などをしまして修理完了です。
座面、背面修理、シート脱着込みで工賃は座面15000+背面15000で三万円ほどで修理させていただきました。
[対象車種]W210 W203 W211 W209
ベンツ V350 VIANO パワーウィンド修理 レギュレーター W639
ベンツ W639 VIANO のパワーウィンドの修理でございます。
初期型のPWは遅くはない時期におおよそ落ちるか、ワイヤーが絡まります。そのため対策品がでており、部品が変更になっています。
全閉になるのが対策前、ガラスを少し残し全閉になるのが対策後の部品です。モーター、レギュレーターASSYでの供給しかないため、単品での交換ができません。車が少ないので中古品も皆無です。交換は工賃含め新品を使用し5~6万円ぐらいでしょうか?
ワイヤーが這うガイド部分が破損またはグリス切れでロックしてトラブルになるのが殆どです。これはW210なんかも同じだったように記憶しています。
初期の段階で動きが悪い物に関しては、分解してグリスアップなどで治る場合もございます。
ですが ガイドが破損している物またはワイヤーの破損は残念ながら修理できません。
現車はガイド部分が破損し無くなっていました。
値段の方は部品を安く仕入れまして、おおよそ1万円ほど下でお出しすることができたと思います。
以上で修理完了になります。
ベンツ V350 VIANO シートベルトセンサー 交換 SRS 点灯 修理 ダイアグ
SRSランプ点灯での入庫です。
ダイアグにかけましてシートベルトセンサーの異常または故障と判断できました。
ドライバーズシートを外しまして交換致します。
交換後システムリセットをかけまして修理完了です。
W210 後期型 SRSランプ点灯 助手席 着座センサー BMW エアバックランプ
SRSのランプが時々点灯すると言う事で御入庫頂きました。
まずはダイアグで故障診断に入ります。
結果 助手席着座センサー断線と言う事で、助手席側皮シートの座面の中についております(画像参照)センサーを交換致しまして、交換後動作確認、コンピューター診断後に履歴を消去しまして、修理完了となります。
シートを剥がしたりするのが慣れていませんと時間がかかる作業でございます。
またシート、内装など傷つきませんよう細心の注 意を払いまして作業致します。
当方は比較的経験していますので、無駄な動きが御座いません。(テクニカル良好?)
SRSランプを誤摩化したり致しますと後々その先にあるコントロールユニットなりがパンクしたりなんらかの不都合が起きかねませんので、早期交換をお薦め致します。
ランプ点きっぱなしの放置も変な癖(電子的傷)がついてしまうかも知れません。
BMWのエアバックランプ点灯なども、同様の着座センサーの不都合が大変多い故障事例だと思われます。
修理方法または手順もベンツと同様でございます。
W210 後期 レザーシートの場合
センサー26100円 工賃14000円
CLK 200K コンプレッサー アバンギャルド エアコン 修理 交換
エアコンの修理または交換でございます。
ACコンプレッサー、リキッドタンク、エキパン、Oリング
以上全部新品(コンプレッサーはリビルト品)交換致しまして、修理完了でございます。
エバポレーターの交換ではないのですごく楽です。
仕事が有るなら毎日でもやりたい!そんなお仕事の一つでございます。
もちろん部品が有れば、OEM品(純正同等品)で対応致します。
*粗悪な部品等 は当方では扱っておりません。
*純正同等の良品のみを使用しております。
他で値段が合わなければ、是非ご相談ください。
[対象車種]W208 W209
C200 点火系 燃料系 修理 アイドル不調 ハンチング エンジンハーネス
W202 Cクラス 吹けが悪いのと朝などの冷間時のミスファイヤー、アイドル不調と掛かりの悪さetcで御入庫頂きました。
まず、診た感じでハーネスが怖くていじれないほど劣化していまして配線がポロポロ状態です。エアマスがパンクしていたのか?テスターも通信しませんでした。お客様の修理予算枠も限られておりかなり厳しい金額。(マズイでしょ????)
とりあえずディーラーにてDASで診断してもらった所、停止直後極端に燃圧が下がり、0になると言う事で、プレッシャーレギュレーターを交換。結果掛かりの悪さは改善致しました。またDASでの診断ではエラーコードが出なかったため、これで治まるかと思いきや、冷間時の不都合症状が取れません。(またまたマズイでしょ???)
当方2台目のテスターもOBD2のデモでしか動きませんでしたので、ストリーム値と解
釈が違うエラーコードとにらめっこしながら、故障探求に明け暮れます。
結果、打開策がえられませんでしたので、まずハーネスの補修がてらエンジン周りのセンサーまたは部品をシラミつぶしに点検して行きます。エンジン側のハーネスは50%以上補修したでしょうか?あまりに酷い箇所は配線引き直しました。
とにかくエンジン側のハーネスが関連している所、全部外しまして補修、点検です。
結果
吸気温センサー交換、プラグ交換、エアマス交換、エンジンハーネス補修で改善致しました。空いてる時間と作業が終わってから長時間の作業を繰り返しやっと不都合箇所絞り込めました。まだメインのHFMコンピューターがパンクしていなかったのが救いです。
とりあえず治りはしましたが、ハーネス交換無しで同じ作業はもう二度とやりたく有りません。メカニックと僕のコンビネーションがなかったら絶対に治らないくらい難義で大変な修理でした。
それでも良かった点はすごく勉強になりましたし、深く構造や仕組みを理解する事が出来ましたからその点はやって良かったのかもしれません。コンピューターが逝ってたらもう諦めようと正直思っていました。一生懸命やったのが報われたのか?廃車にはならずなんとか復帰させる事が出来ました。
以上大変では有りましたが修理完了です。
[対象車種]W202 W210 W124
W210 サンルーフ 修理 雨漏れ 不動 故障 取り外し
雨が降った翌日に雨漏れでは無いが、室内に雨水が入ってくると言う事で、前回もお預かりをし、パッキン等々を交換致しましたが、改善せず、お客様にはご迷惑をおかけしておりました。再度点検し、水を入れながら不都合箇所探求に入ります。
以前に修理した箇所の固定概念を捨て、まったく違う可能性を探って行きます。
色々調べてみましたが、今回はドレン中心に探求して行きます。
ドレンはフロント2つ、リア2つ、フロントはタイヤハウスの後ろ、リアは前期型はリヤタイヤハウス前、後期型は左右リアバンパーの中に付いています。
で、今回何処が問題だったかと言いますと多分リアの排水が良くなかったんだと思います。
リヤの排水がうまくいかず、フロント2つが100%で排水処理していたため追いつかず、長い雨でトユがいっぱいになっているときなど運転時(発進またはカーブ時)に隙間からオーバーフローした?んだと思われます。
お客様にはお詫びをし、今回は無償で作業をさせて頂き、しばらくの間再度経過を診て頂く事でご了承頂きました。
基本的に排水はフロント7割リア3割で排水している感じだと思います。
今回リアドレンを清掃し排水を良く致しましたが、後期型はホースの取り回しが流れやすいような作りになっていません。何となく流れる感じ??
またサンルーフ自体も完全に水の浸入を遮断できる作りではなく、簡単に言いますとただつり下がっているだけで、万が一オーバーフローした水は当然のように車内に侵入してくる作りになっています。
ベンツに関しましてはサンルーフ並びにトランク等雨漏れは普通に有る事例です。
ベンツ慣れされてる方は何でも無い事でしょう。対照的に日本車慣れまたはサンルーフ未経験の方は怒り心頭だと思います。
使用年数はもちろん、ウエザーストップの劣化、板金不備、使用年数が浅い車であっても、車によっては普通に御座います。(事故無事故関係無しに)
完全に個体差が有ると思われます。(当たり外れの領域)
逆にならない物は古くても本当に漏れないです。(?)
そう言う感じもドイツ車っていうか、味と言いますか、上手く付き合って修理しながら楽しんで頂いたら良いと思います。
なぜなら小悪魔的女性のような…非現実的なシーンを体感できる…
それがメルセデスベンツの魅力の一つだと個人的に思いますから…
以上関係ない話しも含め修理完了です。
[対象車種]W202 W124
C200プラグホール オイル漏れ 補修 4気筒
写真のようにプラグホール淵のシーリングからエンジンオイルが染みだしオイルが溜まっています。プラグの飛びが悪かったので気がついたようです。
通常カバーが掛かっている箇所ですので、中々不都合が出ない限り気がつかないかもしれません。症状は付着したオイルが火花の邪魔をしますので、かぶっているような症状etcが出ます。
今回はヘッドカバーを外さず、ワーコーズの耐熱シーリングで様子を診る事に致しました。
本来なら絶対に交換して頂かないといけないのですが、今回は予算上補修致しました。
ヘッドカバー裏に4個ドーナツ状のパッキンが圧着してあります。
今回は補修致しましたが、ドーナツ状のパッキンが脱落するのが怖いので、本来は絶対にヘッドカバーを外し、交換する事をおすすめ致します。
ついでにヘッドパッキンなども交換されますと良いのではないでしょうか。
補修は写真のとうり綺麗に補修でき漏れも無くなっています。
以上で修理完了です。
[対象車種]W210 W124 W202
C200 フューエルゲージ 燃料計 誤動作 フューエル漏れ
ガソリン漏れ
W202燃料計の誤動作の修理事例になります。
左右二つ写真のように燃料ゲージのセンサーが付いております。
まずはガソリンを抜き、センサーまたはポンプを取り出します。
次に単体点検に移ります。
車内に一人載せ、イングニッションONで実際にフロートを動かし、メーターがちゃんと動くかチェック致します。
メーターの方が問題ないようなので、フューエルゲージの修理または交換を行いました。
この左右センサー部分は燃料漏れも稀に起こす場所でも有ります。
あとはもとどうりにしまして修理完了です。
[対象車種]W202 W124 W210
C200リンゲージブッシュ
シフトのリンクブッシュの交換になります。
ついている場所は2カ所、ミッション側とシフト下になります。
殆どの場合へたりとかでは無く、脱落して付いていない場合が多いです。
症状はシフトのガタまたはシフトポジションのズレです。
シフトがカタカタいっている場合には交換をお薦め致します。
写真 左が古品 右が新品となります。
部品代 1個200~500円程度
[対象車種]W202 w124 W210 R129
W210 E320 ドアミラー 配線 修理 不動 修復
定番トラブルでもありますドアミラー修理でございます。
写真のように配線むき出しでかなりシリアスな状態です。
ミラーを分解して配線の修理に入ります。
根気よく配線を一本ずつすべて修復して行きます。
これが結構時間と神経を使います。
新品ならもちろん問題有りませんが、中古品は配線補修済みの物であれば良いのですが、そうでない場合は補修修理は時間の問題であり、かならず補修しなくてはいけない状態になります。
総合的に判断しますと現物補修が一番ベストではないかと思います。
画像のとうり綺麗に補修しまして、組み付け修理完了です。
新品片方ASSY6万 中古品3万~ 補修15000円~
[対象車種]W202 R129
ベンツ Aクラス W168 後期 エアコン ダストフィルター
前回もご紹介致しました。ACダストフィルター交換のご紹介です。
前回は車のマスク的存在ですとご紹介致しましたが、それだけでは御座いません。
エアコンの故障や冷媒能力などにも大きく影響が有る事をご紹介させて頂きます。
まずエアコンの故障または長く使い続ける為に交換が効果的役割をする事をご説明致します。
室内にはエバポレーターと言う部品がダッシュボードの裏あたりに着いております。そこが冷やされ裏からファンで風を当て室内に循環されるのですが、そのファンで押し出される空気は、室内から取りいれダストフィルターで漉してファンまたはエバポレーターなどのケースへ空気を導入しているのです。
当然フィルターが汚れてますと目詰まりやフィルターをスルーしてしまい、ミクロなホコリやゴミがエバポレーター側に回ってしまいます。
これがなぜいけないかと言いますと、ベンツのマイナートラブルであります。
エバポレーターのガス漏れは、経過年数も御座いますが、ほとんどがこのホコリやゴミが原因でガス漏れを起こすのです。
エバポレーターは冷やされますと内気温との差で通常汗を(水滴)をかきます。
ホコリやゴミなどがケース内に侵入していますとブロアでケース内を舞い本体の水滴に付着し定着して、さらには腐食を起こし穴が空いてしまいガス漏れを起こすのです。
ホコリがいっぱいでフィルターの漉しが悪くなりますと、ブロワファンにも負担がかかり故障や空気の導入がうまくいかない為、冷媒能力低下なども引き起こします。
エバポレーターの交換は高額な修理になります。ブロワファンまたはヒーターコアなどの修理もそんなに安くはないでしょう。(ダッシュボードの脱着が必要なので)
このダストフィルターを1~2年に一回交換するだけでエアコンまたはヒーターのトラブルを軽減できると予想できますし、未然に防ぐ事が出来ます。
殆どのお客様は着いてる事も知りませんし、重要性がわからない場合が多いので詳しく説明し重要性をご理解いただきますと、快く交換して頂いております。
たかがフィルターですが怠りますと高額な出費になりかねません。
点検もかね是非ご来店くださいませ。
部品代 2100円~10000円程度
取り付け工賃 1500~7000円程度
[対象車種]A160 A190
ベンツ Aクラス W168 Fマーク AT故障 ATF交換 変速異常
AT故障 シフトモジュール A160 A190
お問い合わせの多かったW168AクラスのATのトラブル事例を御紹介させて頂きます。
まずATFの交換頻度ですが、2万キロから3万キロ程度でフィルターがスラッジでいっぱいになり、オーバーフローになるので交換を要します。ATFも下抜きで同時交換致します。
このスラッジの多さの原因はシフトのアップダウンやエンジンとの兼ね合いが、かなり過酷で負担がかかっていることが原因ではないかと思われます。
AT本体やシフトショックなどのトラブルは、ATF交換とフィルター交換で完全では有りませんが、速い段階でなら防ぐ事が出来ます。AT本体内部の破損またはCユニットのパンクなどは高額な修理になってしまいます。ATF交換&フィルター交換を怠りますと、OHまたは半OHとなってしまいますのでATFの管理は重要かと思われます。
次に、シフトモジュールのトラブルですが
多くは断線による通信エラーが殆どではないかと思われます。中の基盤が駄目でも通信エラーを起こします。
機械的にシフトのアップダウンをしている訳ではなくシフトモジュールで認識したデーターをEMSコンピューターやCユニットに送り、各センサー値をもとに処理されて機能する機構のようです。
通信上の行き違いのエラー、断線はどうしても出てしまうかもしれません。
エラーが出ますと、もちろんFマークが点灯しエマージェンシーモードに入ります。
対処法はシフトモジュール本体や基盤などが駄目であれば本体ASSY交換、中古品に交換する場合は、読み書きやシステムに侵入できるテスターが有りませんと、システムエラーで立ち上がらず機能致しません。
とにかくディーラーまたはプロショップの管理整備でないと、難しい車かも知れません。
お客様のAクラスへの認識と、技術あるお店選びも重要かと思われます。
不安有るお客様は是非お問い合わせいただき、気軽にご来店くださいませ。
W203 Cクラス バッテリー上がり パワシートモジュール 暗電流
バッテリー上がりのため入庫致しました。
前日に短時間バッテリーをチャージ致しましたが、翌朝また上がってしまったみたいです。
通常そんな事は無いのでとりあえずばーっと診てしまいます。
オルタネーター異常なし
ショートテスト異常なし
各部点検異常なし
???????????
一瞬お決まりのパワーシートモジュールのトラブルが頭をよぎってしまいました。
ほぼ間違いは無いのですが、一応故障箇所探求のため、考えられるヒューズを外しながら暗電流の測定をしていきます。
テスターをバッテリーケーブルとバッテリー端子に割り込ませ測定を行います。
最短の方法でいく為、考えられるヒューズ番号をピックします。
結果は予想的中で、運転席パワーシート、ハンドル角調整etc.のヒューズを外しますと極端に電流が下がります。
原因をお客様のわかるように、丁寧に説明をさせてもらい、相談の上
とりあえず問題のあるヒューズを抜き、そのままで数日間様子を見てもらうことに致しました。経過を観させてもらい問題なければ中古品を取り寄せ交換する事でお客様には了承を頂きました。
まあ 停車時に1アンペア以上ぐらいの電流垂れ流しであれば、一晩でバッテリーは上がってしまいます。
簡単に説明致しますと、停車中にルームランプつけっぱなしで一晩置くみたいな状態です。このお車の待機中電流消費は30ミリアンペア以下が通常値になります。
最新のメルセデスは待機中の電気量が多いため、バックアップも兼ね、サブの小さいバッテリーを積んでいます。
コンピューター制御だらけですので、もうそれが基本なのです。
このようなトラブルは腰を据え時間をかけませんと、不都合箇所を見つけるのはけっこう難しいと思います。
故障箇所だけ(短時間で見つけてください)と言うお客様の要望も多いですが、車にコンピューターが載っている昨今、
電装系のトラブルはなかなかそう上手くはいかないのが現状なのです。
ランチテック X-431
診断料3500円~
最新のダイアグノーシステスター導入いたしました。
タッチパネル&ブルートゥース通信型。
今までディーラー任せだったトラフィックなトラブルに対応できます。
当店購入車または当店カスタマーの方は
無料にて診断致します。
ベンツ 機械式 AT バキューム コントロール バルブ 調整
ベンツの機械式&半電子制御式ATの調整事例です。
正式な名称は ATバキュームモジュレーターと言います。
写真のようにキャップを外しますと、シルバーの十字つまみが出てきます。
これを回す事によりシフトアップ&ダウンの油圧制御をある程度の範囲だけ調整できます。
ATが正常でちょっとシフトチェンジのフィーリングが悪いときなどに有効な調整です。
調整後だいぶフィーリングの違いが感じ取れると思います。
ATは正常に機能しているけどショックが気になる方などにおすすめの調整整備です。
ベンツ メーター パネル ドット 文字欠け 修理
ベンツメーターパネルドット文字欠け修理でございます。
ベンツでは定番の修理箇所になります。
原因はほぼ接点不良によるものです。
基盤についておりますセロハン状の接点が圧着してあるだけですので
酸化、皮膜、剥がれなどにより接点不良を起こし
液晶画面がバグったり表示しなくなります。
メーターを細部までばらして接点不良箇所を改善修理し
画像のように修復致しました。
ディーラーですと多分メーターをASSY交換で15万位でしょうか?
当方ではおおよそ修理箇所に寄りますが
メーターの脱着、メーターの修理で25000円~ぐらいでしょうか…
修理後、お客様に一年間の保証をお約束して納車させて頂きました。
ベンツ280CE ハイパワーオルタネータ 交換
クーラーを使う時期になり、アイドルが不安定でしたので オルタネーターをハイパワー(国産改造品)物に交換致しました。 交換後アイドルも安定し、とても良い感じです。 同時に燃調、スロー調整、で見違えるほど良くなりました。 オールドベンツをお乗りのお客様には、特におすすめします。
ベンツ W210 Eクラス パナソニック ナビ ETC 取り付け
配線の露出を抑え、丁寧に時間をかけて取り付け致します。
納まり、スタイリング、使い勝手をお客様とご相談の上
機種選び、取り付けを行います。
写真のお車はパナソニックのナビ、パナソニックETC
連動専用ケーブルで連動させ取り付け致しました。
純正ナビを活かし、いい感じに仕上がりました。
W123 280CE ATF ATFフィルター交換 機械式AT 4速
現車のATはオイル漏れ以外問題はありませんでしたので、抜いたオイルの確認、フィルター交換、ATF交換etcで点検を終えました。
機械式ATは奥が深く、問題があれば部品の交換または調整が必要になります。
もちろんテスターだけの故障探求も無理です。
電子制御ではありませんので、フェルをかけたり自動調整もございません。
不都合が有った場合、そのまま逝ってしまいます。
どうしても昔流通していた外車のイメージ(ガラスのAT、滑り、飛び越し当たり前?)が有りますので慎重に作業しますし、若干こわいです。
交換屋では手に負えないプロの仕事ですね。
不都合が有ればなおさらの事でしょう。
また
欧米では、新車で車を購入した場合、ATが壊れる事を前提に購入しているユーザーが殆どです。消耗品感覚です。
ましてや日本とは交通事情も違いますし、日本車は殆どオイルが入っていれば壊れる事が有りませんから、そこら辺の感覚もちょっと欧米と日本では違うのかもしれません。
ベンツ クランク角センサー クランクポジション 交換
ベンツのクランク角センサー交換作業になります。
専用工具はいりませんが、脱着の時間が車両により違いがございます。
写真左が対策部品、右が対策前の部品になります。
マイナートラブルの部品ですが、うちでは殆ど交換がございません。
13年以降のお車はテスターで簡単に判別できますが、13年以前の車両の故障探求の認識としましては、エンスト+始動困難(15〜20分)はクランク角センサーが殆どではないでしょうか。エアマスまたは燃料系の症状もかぶりますが、エアマス、燃料ポンプetcはまた違った要素の不都合を出してきます。
組み付けてテスタ ーでリセット、ロードテスト行いまして
テスターで再度確認。
以上で作業完了です。
始動困難、不安ある方はご相談くださいませ。
部品代 2万円〜
工賃 8千円〜
車種により部品代および作業工賃は変動致します。